
近年アパレル業界ではファストファッションが人気を博していますが、ファストファッションと同じく支持され続けているのが「古着」です。古着屋を経営したいと考えた時、いったい何から準備すれば良いのでしょうか? 今回は、古着屋経営のポイントについてご紹介します。
1.古着屋の経営について
もともとファッションや古着好きがきっかけで、古着屋の経営を目指す方もいるのではないでしょうか。しかし、好きなことと経営をうまく行うことは全くの別物です。
古着屋を経営するには、いったいどのような準備が必要なのでしょうか? また、何か取得しなければいけない資格はあるのでしょうか?
1-1.古着屋の経営で重要なこと
古着屋の経営で大切なことの一つは、「仕入れ」です。
古着屋で売る商品は、お客さんからの買取品で賄う店舗も多いのですが、なかには海外まで買い付けに行き、希少価値の高い古着を仕入れる人もいます。
買い付けに行くにも、まずは仕入れ先を見つけなければなりません。海外の大規模なフリーマーケットに足を運んで、価値のある商品を割安で売ってくれる仕入れ先を見つけるのはとても大変です。しかし、その分日本では絶対に手に入らないようなレアでマニアックな商品が見つかるチャンスも増えるでしょう。
条件の良い仕入れ先は競合しやすいことから、情報があまり出回らないため、根気よく自力で仕入れ先を探しだすことが重要です。簡単な作業ではありませんが、良い仕入れ先が見つかれば、古着屋の経営は半分成功したと言っても過言ではありません。
1-2.必要な資格と能力
リサイクルショップや古書店の経営と同様に、古着屋の経営には「古物商許可」が必要となります。許可申請には身分証明書や住民票、略歴書などの書類と、申請料金の19,000円が必要となります。
必要な書類については警視庁のホームページで調べることができます。
(古物許可申請について:古物商許可申請 警視庁 – 東京都)
古物商許可の他に必要なのが服飾に関する知識です。
古着屋を経営する以上、服飾についての幅広い知識が求められます。
お客さんの中には古着にかなり詳しい方も多いです。そんなお客さんから商品について尋ねられた時には、しっかりと説明できる知識を持っていた方がよいでしょう。
また、語学力があるとより良いと言われています。
海外へ買い付けに行く時、海外の業者とメール等でやり取りや、交渉をするには語学力が必要となります。言語は仕入れ先によって異なりますが、とりあえず英語だけでもある程度の読み書きや会話ができるようにしておきましょう。
仕入れ先と、それに必要な知識、語学力を併せ持つことが、古着屋経営を成功させるためには重要です。
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最終更新日: 2018年5月31日