飲食店を始めたい人必見!開業資金の金額を決めるまでの手順と考え方

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飲食店の開業資金は、借りる物件によって決まると言っても過言ではありません。
家賃が高ければ保証金が高くなり、店舗が広ければそれだけ設備にお金がかかることになります。
肝心なのは費用対効果、つまり開業にかける金額が実際の利益に見合った金額なのかどうか、ということです。また、店舗の立地がそのエリアの飲食需要と合っているかどうかもポイントです。
開業資金を準備するのに公的融資や銀行融資を検討されている場合は、飲食店経営に関わる基本的な計算ができているかどうかが、融資決定の大きな鍵にもなります。

今回は開業資金の金額を決めるまでの手順と考え方についてご紹介します。

1.飲食店の開業資金について

料理を作るのが好きだから、というだけでは経営が上手くいかないのは当然です。また、いつ回収できるのか見通しがつかないほどの大金をかけて店舗を作るのも、リスクが高くなるのでおすすめできません。
今回は、開業資金の決め方についてご紹介します。

1-1.飲食店の開業資金

場所を決めたら家賃を確認して、満席で何人収容できるかを計算し、さらに客単価と回転数を想定し一日の売上高を予測しましょう。
仮に客単価を1,000円、設定満席30人、1日の回転数を10回とした場合、1,000円×30人×10回=30万円。この数字がこの店舗の忙しい日の売上高と想定されます。
さらに売上高から原価、家賃、人件費などの経費を引いて、1年間で予測される経常利益を導きだします。

開業資金の金額を決める時に覚えておきたいのが「ROI」、つまり投下資本利益率です。これはその企業が適切な資本投下を行っているかの基準となる数字です。

例えば、年間の経常利益を300万円と予測し、開業資金2,000万円で飲食店を始めようとした場合、次のように「ROI」を導きだします。

経常利益300万円÷投下資本(開業資金)2,000万円 ×100=15%(ROI)

この15%という数字は、資金の15%を1年間で回収できることを示していて、2,000万円を全額回収するには6.6年かかることがわかります。

飲食業界のROIの平均値である15.3%にはフランチャイズを展開する大手企業も含まれているため、個人で新規独立した場合と異なるかもしれませんが、数字を合わせておくことで公的金融機関や銀行へ融資を申し込んだ際に有利に働く可能性があります。

1-2.飲食店の運営資金

飲食店では、開業当初は認知されていないことから、なかなかお客さんが入らない可能性もあります。
日本政策金融公庫の調査結果では、開業した飲食店の事業を軌道に乗せるために約6割の企業が半年以上かかっており、3か月間で軌道に乗せた企業は3割にも満たないとのことです。

そのため、経営者自身の給料はしばらく無くても生活していけるように、半年から1年分の生活費を自己資金として用意しておくことをおすすめします。
運営資金も半年程は赤字でも、営業が続けられる金額を用意しておくのが理想的と言われています。

by ゼロから始めるコンビニフランチャイズ

最終更新日: 2018年1月9日

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