ローソンの戦略から見える健康へのこだわりとは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

全国でコンビニチェーンが売上を伸ばすなか、ローソンは独自の企業戦略で消費者のニーズをいち早くつかみ、特色のある商品開発をしてきました。消費者に選ばれるローソンであるために商品開発へのこだわりと工夫に惜しみない努力を続けています。

1.健康へのこだわりを戦略に

ローソンでは戦略の柱として「健康」にこだわった商品を多く扱っています。消費者の誰もが健康であり続けるために商品の原材料にこだわり、おいしさと健康、安全といった価値を商品にプラスしているのです。

1-1.成城石井と組むメリットは?

ローソンは、2014年、株式会社成城石井の全株式を譲り受けました。
成城石井は、「食にこだわり、豊かな社会を創造する会社」を目指し、高いマーチャンダイジング力で高付加価値を追求してブランド力を構築、関東圏を中心に136店舗※を展開しています。独自の仕組みで「おいしい」を追求、安全安心な商品を開発・製造しており、原材料の調達から製造、販売までを一企業で担える製造小売業(SPA)としてのノウハウを共有できることをねらいとしました。自前の工場で総菜やパンなどを作って各店舗に配送し一般的なスーパーおよび高級スーパーとは一線を画した成城石井と手を組むことは大きな可能性があると考えての協業といえます。
※店舗数はコーポレートサイトより

コンビニは一般的に「商品は仕入れて売る、自分たちで製造はしない」と思われがちでした。しかし、自社で一貫してこだわりの原材料から生産できるようになることで健康などを意識して付加価値をつけた商品開発を製造することができています。

その中で、ローソンのヒット商品の1つとして挙げられる、低糖質で糖尿病やダイエット中の消費者に人気の高い「ブランパン」があります。

また、現在ヒットしつつあるのが「健康お菓子」です。
低糖質、低カロリーなどを商品開発の軸として、2億個の乳酸菌が入ったローソン専用のビスコ(江崎グリコの定番ビスケット製品)などがあります。開発当初は20~30歳代の女性などがターゲットでしたが、実際に売り出してみるともう少し上の世代の女性によく買われました。リピート率も高く、「お菓子で健康」というキーワードが消費者に受け入れられていることがデータにも出ており、健康菓子コーナーを拡充していくことで今後の成長に期待できると言えるでしょう。
その他にも、商社を通さず安く質の良い原材料を仕入れるために、直接デンマークまで「オーガニックで乳化剤の入っていないバター」を買いつけに行くなど、行動を惜しむことなく企業努力を続けています。

1-2.ローソンファームで農産物を生産

2015年の春から、食品の新たな機能性表示制度がスタートし、科学的根拠を基に、食品のパッケージに含有する機能性成分の「健康効果」が記載できるようになりました。

これまで、食品の機能性表示が認められていたのは「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」のみで、それ以外の食品で機能性を表示することはできませんでした。新機能性表示制度では、安全性や機能性について一定条件をクリアすれば、「胃の調子を整える」「身体の粘膜を強化する」などといった、企業や生産者の責任で「体のどこにいいのか」や「どう機能するのか」を表示できるようになりました。

ローソングループではローソンファームと呼ばれる、商品の原材料を生産するための農場を経営しています。北海道から九州まで日本各地でプロの生産者が農作物生産に着手しており、「生産者の顔が見える作物」の供給を実現しています。
各農場では土づくりからこだわり、自前のたい肥や、加工する作物の鮮度を保つために加工工場を隣接するなどの他、農作物もリコピンを多く含んだニンジンなど栄養価の高い野菜の生産、メーカーと協力して品種改良にも取り組むなどさまざまな工夫がされており、今後も安定してローソングループの店舗へ「安心・安全で新鮮な野菜」を届けられるよう農場を拡大しています。

全国各地のローソンファームで生産された野菜を商品化し、機能性表示をしていくことができるため、大きなイメージアップ効果が狙えるといった経営戦略を展開しています。

ローソンのフランチャイズオーナー大募集中!
<よく分かる“説明会情報”はコチラ>

by ゼロから始めるコンビニフランチャイズ

最終更新日: 2018年6月5日

SNSで共有する