コンビニのフランチャイズの特長と市場競争に勝つための戦略


コンビニは私たちの生活の身近な場所に多く存在しています。そして、その店舗の多くはフランチャイズチェーンとなっています。最近のコンビニ市場はどのようになっているのか、また大手3社の商品戦略例の比較をしてみました。それらを把握することにより、フランチャイズ加盟店がなぜ増えたのかが見えてくるでしょう。

1.コンビニの特長

コンビニエンスストアは、年中無休で長時間営業が特長の、多種多様な生活用品や食品などを取り扱う小売店のことです。「コンビニ」という略称で呼ばれることが多く、消費者にとって身近で便利な存在となっています。

1-1.市場動向

2015年の12月末時点でのコンビニの店舗数は、53,544店舗※となり、前年度と比べると1,510店舗の増加となりました。また、年間来客数は167億3,089人で、前年度より4.2%の増加となり、店舗数・来客数ともに大幅な増加があったことが見て取れます。※日本フランチャイズチェーン協会の統計データより

2014年度のコンビニにおける国内市場は10兆円を超え、コンビニ市場の上位3社で全体の8割ほどのシェアに達していることが日本経済新聞により明らかとなりました。その3社がローソン、セブンイレブン、ファミリーマートであり、近年この3社の業績が伸び、4位以下のコンビニを大きく引き離しています。

1-2. おでんから見える大手3社の経営戦略

コンビニの数が増えると、それだけ競争率も激しくなっていきます。大手3社でも、商品の品質向上やプライベート商品を打ち出すことにより各社で差別化を図っています。では、おでんで各社がどのような戦略をとっているかを見てみましょう。まずローソンでは健康と安全性を重視し、契約農家でおでん用に栽培した大根を具材として提供しました。また、カロリー摂取量の例を商品ポップに記載するなど、健康意識の高い消費者のニーズに応えています。セブンイレブンでは、おでんのつゆに着目しました。おでんの商品開発を担う部署を設け、2015年には鰹や昆布から取った出汁をベースにし、全国8つの地域でそれぞれ煮干しや焼き干し、いりこや鶏など、地域で違った風味のつゆを打ち出しました。一方ファミリーマートでは、具材などの品質を高めるのと同時にご当地人気メニューにも力を入れました。また、6種類の野菜を豆腐と共にがんもに混ぜ込むなど、健康も意識した具材を取り入れています。
各社さまざまな戦略によりおでんの商品開発を行っていますが、具材の管理がつゆをさらにおいしくさせるという点はどこも共通しており、そこは各社で極秘に管理しているようです。

1-3.コンビニのフランチャイズの特長

独立して起業したいという人に良い方法がコンビニのフランチャイズです。個人店舗を構えて開業しようとした場合、店舗内装からどの商品を置くかまでマニュアルがないためすべて一からのスタートとなり、開業するまでにたくさんの準備期間や資金、労力が必要となります。その点フランチャイズの特長は、商品や仕入れルートのノウハウやマニュアルがすでにあり、経営方法も事前に学ぶことができます。フランチャイズ本部と契約を行うため、個人経営のように自由に経営方法を選ぶことはできませんが、元々ある知名度の高い会社名を掲げるため集客もしやすく、低リスクから始められます。


by ゼロから始めるコンビニフランチャイズ

最終更新日: 2018年1月9日

SNSで共有する

TOP
×
menu