ローソンの主な銀行ATMサービスと銀行業参入による可能性


いまや、1つの金融機関ともいえるローソンの銀行ATMサービス。各金融機関からの引出しや提携している他銀行間の支払い、残高確認なども可能です。
ローソンは今後、三菱東京UFJ銀行と共同出資して新銀行を設立し、銀行業への参入を計画中です。
銀行業参入を通して、新たなサービスの提供と更なる収益アップを試みています。

1.ローソンの銀行ATM

急に現金が必要な時、目当ての金融機関が近くにない時などに、コンビニのATMは便利です。
ローソンの銀行ATMは全国にあるほとんどの店舗に設置されています。
困った時の頼もしい味方である同銀行ATMの主なサービスや、利用できる銀行を紹介するほか、今後予定している銀行業への参入について見ていきましょう。

1-1.主なサービス

ローソンの銀行ATMは、都市銀行、地方銀行、ネット銀行、信託銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫のカードでの引出しが可能です。現金の振り込み、通帳を使った取引や記帳はできません。
キャッシングも可能で、さまざまなカードが使用できます。
土日祝日も利用可能ですが、時間帯によって利用手数料が異なるので注意が必要です。

ゆうちょ銀行のキャッシュカードでの引出しも無料でできます。
ただし、キャッシュカードの利用時間、キャッシングの利用可能なカードは、各店舗のATM管理行により異なります。公式サイト内のローソン店舗検索で店舗を検索して確認しましょう。

また、都市圏を中心とした一部店舗のATMでは、中国の銀行・クレジットカード「銀聯カード」が利用可能です。増加する訪日中国人観光客を取り込むため、地方の店舗でも対応できるよう徐々に導入を進めています。
同カードでは出金・残高照会が可能で、ATMの取引画面は英語・中国語(簡体字)に対応しています。1回の引出限度額は20万円、引き出しは千円単位となりますが、ATMによっては1万円単位となる場合もあります。

1-2.利用可能な銀行

ローソンの銀行ATMは、メインバンクから地方銀行、ネット銀行などさまざまな金融機関が利用できます。具体的には都市銀行6行、地方銀行64行、イオン銀行やJAバンクなどを含むネット銀行やその他の金融機関10行が利用可能です。
また、これ以外の金融機関(信託銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫)もMICS提携金融機関のサービスで、出金・残高照会が可能です。
利用時間、手数料、サービス内容(入出金・カード振込・残高照会)は利用する銀行によって異なるので各銀行のホームページで確認しましょう。

1-3.銀行業への参入を検討

ローソンは、2016年に銀行業への参入を検討しています。金融庁から銀行免許を取得したうえで、提携先の三菱東京UFJ銀行と共同出資の新銀行の設立を図る予定と言われています。
店舗に置く現金自動預払機(ATM)を使い、現在は対応していない口座開設や海外送金などのサービスを手掛ける案が出ています。
参入が実現すれば、大手流通の銀行業務としては、流通大手のイオンが運営するイオン銀行や同じコンビニ業界のセブン&アイ・ホールディングス傘下であるセブン銀行に次いで3社目となります。

既に全国ほとんどの店舗にATMを設置しているローソンですが、あえて銀行業への参入に乗り出そうとしているのは理由があるのでしょうか。
理由の1つとして、ATM設置による店舗の集客や商品のついで買いにとどまらず、銀行業自体で収益を上げようとしていることが挙げられるでしょう。
自社経営の銀行を持つことでATM手数料の取り分が増えるだけでなく、金利の低いローンやクレジットカードの提供など、周辺業務での収入も期待できます。

日本国内の人口減少が進んでいるなか、収益基盤を強化することが求められています。その選択肢のひとつとして銀行業務参入があります。

銀行業参入が実現した場合、収益をより伸ばすには提携する金融機関の数を増やすことが必要です。メガバンクや第一地銀だけでなく、信用金庫や農協、漁協など中小信用機関なども手広く取り込んでいくことが考えられます。

また、電子マネーや共通のポイントカードとの連携拡大も有効な手段です。キャッシュカードとの一体化による預金口座の獲得、手数料の拡大が期待できます。
実際、ローソンは2015年11月にプリペイドカード「おさいふPonta(ポンタ)」を導入、同年12月15日からはイオンの電子マネー「ワオン」を扱うことができるようになりました。ドコモとも提携し、dポイントも貯められるようになっているため、収益アップの下準備は着実に進んでいると言えるでしょう。

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by ゼロから始めるコンビニフランチャイズ

最終更新日: 2018年6月5日

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