コンビニ業界で発展を続けるセブンイレブンのビジネスモデルに迫る


創業時から現在に至るまで、日本のコンビニ業界をけん引するセブンイレブン。業界を常にリードするそのパワーの秘密はどこにあるのでしょうか。今回は、セブンイレブンのビジネスモデル、企業理念や独自の経営システム、積極的に取り入れている戦略について調べてみました。

1.セブンイレブンのビジネスモデル

セブンイレブンのビジネスモデルは、コンビニ業界のみならず、小売業全般においても一目置かれています。一定の地域で集中的に出店するドミナント戦略や、1品1品ごとの動きを管理し、データで検証しながら次の発注精度を高める単品管理などがそれにあたります。

1-1.セブンイレブンの企業理念

セブンイレブンは創業の理念として、「既存の中小小売店の近代化と活性化」「共存共栄」を掲げています。お客さんに向けては、「いつの時代もどこであっても、すべてのお客様にとって便利な存在であり続けたい」という理念を持っています。
また、多数出店することで認知度を高め、地域の身近な存在になることや、価値のある商品やサービスを通じて生活サービスの拠点となる場所を目指しています。
常に時代の先を見据えて過去にとらわれることなく、変化する時代に柔軟に対応するよう努めています。

1-2.徹底された「単品管理」

セブンイレブンの特長として、1品1品ごとの動きを管理し、データで検証しながら次の発注精度を高める「単品管理」を徹底していることがあげられます。
商品やサービスを利用する顧客が何を求めるのかを、専用端末を活用しながら予測し、一品ずつ発注します。具体的には天気や気温、これまでの販売データや周辺のイベントなどをもとに一定の仮説を立て、それに基づいた発注を行います。販売後、実際にその仮説がどういった結果に結びついたのかを検証し、次回の発注に役立てていきます。これらを可能にするための「POSシステム」を1982年に業界で初めて導入しています。ここで得られたデータを基に、売上や顧客の年齢層、購入時間などを分析します。同システムの導入によって、本部による商品開発や店舗の売れ筋商品、死に筋商品の見極めが容易になりました。
現在も時代のニーズの変化に合わせて、POSシステムはさらに進化し続けています。

1-3.ドミナント戦略による出店

セブンイレブンは創業当時より、チェーンストアが一定地域に集中出店するドミナント方式(高密度多店舗出店)という出店戦略を実施しています。
この戦略を実施することで、店舗網を徐々に広げて知名度を上げていき、配送効率の面でも鮮度のよい商品を提供することができるため、効率的かつ安定した売上を保っています。
また、1つのエリアに集中出店することで競合店の進出を防ぎ、同エリアでの売上を最大限アップさせる狙いがあります。
さらに、チェーンの認知度の向上や来店頻度の増加とリピート来店、地域に根差した広告打ち出し、加盟店へのアドバイス時間の確保などの効果が見込めます。


by ゼロから始めるコンビニフランチャイズ

最終更新日: 2018年1月9日

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